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岐阜-長良川国際会議場-

■先日ASJ企画の、県外の建築家7名を含む「未来をのぞく住宅展」に参加しました。
会場は長良川国際会議場でした。
この建物は安藤忠雄氏の設計による建物ですが、建築雑誌等あらゆるメディアに掲載されていません。
つまり、安藤氏が自らの作品として認めていないということです。
よほど安藤氏の思う建築の重要な部分が、この建物に欠如しているかということでしょうか。

安藤氏の足元にも及ばない私ですが、岐阜市が世界的建築家の設計を変更させ、屈辱的な思いにさせた理由を建築の中に探してみたいと思います。

■まず道路からの外観、隣接してルネッサンスホテル(現都ホテル)があります。

 

 

 

 

■ホテルへの連絡ブリッジと屋上へ上がることができる広い階段があります。

 

 

 

■建物正面のファサードです。
いつもの安藤さんは、ここまでファサードを厳格にしないような気もします。

 

 

 

■屋上にはガラス面の多いBOXが4本あります。

 

 

 

 

■裏へ回ってみると、巨大な卵のような球体があります。

 

 

 

 

■なにか建物からはみ出たのか、食い込んだかのように見えます。
この内部に同時通訳の設備のととのった国際会議室があります。

 

 

 

■よく見ると何か、卵の一部が欠けているように見えます。

 

 

 

 

■卵の殻を削って、何かの機能を持たせる要望があったのでしょうか。

 

 

 

■国際会議室の内部です。
現在私達が建築展をしています。

 

 

 

■あの卵の欠けているのは、この会議室の一部に開口部を設け、バルコニーにしたんですね。
なるほど、岐阜の象徴である金華山と長良川が美しく眺望できます。

 

 

■でも卵の中で議論され、高い精神性のもと、高めていく国際社会における人間の熟成を計る国際会議室において、外部に開いてしまう建築はどうかと思う。
安藤氏それを嫌ったような気がします。

 

■また屋上庭園から、長良川、金華山に向かって降りていく御影石のピンコロの広い階段も、やや疑問をいだきます。

 

 

 

■おそらく安藤氏なら、長良川堤の下まで降ろさず、長良川にもっと近づく案があっても不思議ではありません。

 

 

 

■隣接する建設省(今の国交省)の反対と、岐阜市の腰抜けの対応がおそらくネックだったと思えます。

 

 

 

 

■さて、まちがい探しはそのくらいにして建物を見て廻りましょう。
エントランスから入って右側に円型の屋上まで吹き抜けている多目的なホールがあります。

 

 

■ここでコンサートをやったり、色々なパフォーマンスができるホールです。

 

 

 

 

■最上階は屋上庭園につながるガラスのBOXがあります。

 

 

 

■玄関ホールへもどって正面を見ると湾曲した階段で上へ上がります。

 

 

 

■トップライトと側面のFIXの窓、安藤氏らしいデザインです。

 

 

 

 

■階段を登り切ると、国際会議室のホールに着きます。
卵の片鱗が見え左側に強い光の窓があります。

 

 

■水庭、卵、ブリッジ、階段と安藤氏らしい空間がひろがっています。

 

 

 

 

■このホールより、また湾曲した階段で国際会議室へ上がります。

 

 

 

 

■やっと、また国際会議室に辿り着きましたね。展覧会をやってます。
ほんとに、ここまで来て頂いたお客様に敬意と感謝を申し上げます。